浮気発覚!?〜後編〜




ーそして数日後ー


 「そういえば・・・どうしてカイルはロニに泣かされてたんだい?
ロニに聞いたんだけどロニが早口で言ったからよく聞き取れなくてさ・・・。ジューダス知ってるかい?」

戦闘後なのでナナリーは料理を作りながら近くにいるジューダスに聞きました。
どうやら今回の食事当番はナナリーのようです。


「あぁ、それはロニがリアラと付き合っていると嘘を言ってその時元気がなかったカイルを励まそうとしたからだ。」
それを聞いてしまったリアラ。リアラの中から沸々と怒りが込み上げて来て、黒く笑っています。
そして前にロニがカイルの事を抱いたことも思い出してきたようで・・・。
そしてついに・・・


「・・・いにしえより伝わりし浄化の炎落ちよ!エンシェントノヴァ!」


そう言ってリアラはロニに昌術を発動させました。ロニに対して鉄槌を食らわさせたのです。
そのせいかリアラは少しスッキリしたようです。そしてやはり当然のように聞こえる声。
「うわっちちち!!!な・・・なんだ!?い・・・いきなり、ほ・・・炎が・・・。」
ロニはそう言いながら少し煙が出ている髪や服を手で叩いています。
よく見てみるとほとんどの髪の毛が縮れ、服も少し焦げています。


ナナリーとジューダスの会話を運悪くリアラに聞かれてしまってこうなっているロニ。哀れとしか言いようがありません。
それに加え上級昌術を発動させられ、今すぐ回復をしたいのに今現在ロニのTPは全く無い上に、
カイルとハロルドは食料の買出しに行っていてここには居なく、
カイルとハロルドが買出しに行っている最中にモンスターに遭遇する可能性がある・・・と言う事で> カイルがすべてのアイテムを持っているというのです。


そしてナナリーとジューダスは回復系昌術を使えないのでそうすると、すぐに回復できるのは一人しかいないので当然・・・



「リ・・・リアラ・・・。回復・・・してくれるか・・・?。」

・・・とロニはリアラに頼みました。しかしリアラは完全無視!そして、
「ナナリー、今回の料理は何?」
そう言ってリアラはナナリー達の元へ行ってしまいました。
しかしリアラがやった・・・とは全く思っていないロニ。聞こえなかったのかな・・・程度に思っているようで
「リ・・・リアラ・・・か・・・回復してくれ・・・。」

・・・ともう一度リアラにリアラの元に行きながら言いました。
そうすればナナリー達も気付く訳で・・・
「ロニ!どうしたんだい!?そんなに黒焦げになって!もしかして一人で戦闘したのかい?」
ナナリーは驚いて料理を作るのを止めながら言いました。

「馬鹿の一つ覚えだな。」
・・・とジューダスは見下した様子。
「いきなり、空から炎が降ってきたんだから仕方・・・ねえだろ・・・。」
ロニはそう苦しそうに言いました。

「ロニ、平気かい!?料理もすぐには出来そうも無いしね・・・。 リアラ、ロニの事回復してあげてくれるかい?」
「・・・・・・。」
リアラはムスっとしながら何も答えません。ナナリーが言ったにも関わらずリアラは完全無視です!!
それほどまでにロニを嫌ってしまった・・・と言うことなのでしょうか。
すると、ナナリーは思いついたように小さな声でジューダスに話しかけました。

「ジューダス・・・、もしかしてさっきのあたし達の会話リアラに聞かれてたんじゃないのかい?」
「ナナリー・・・。」
「なんだい?ジューダス?」

「きっと気のせいだ・・・。ロニを怒らせても・・・まぁ怖くはないが、厄介な事は御免だからな・・・。 それに、絶対では無いのだから気のせいと思っていた方が気が楽だしな。」
「あぁ、そうだね・・・。」
そう言ってナナリーも納得してしまいました。
そうこうしている内にカイルとハロルドが帰って来ました。

「ただいま、みんな!食材買ってきたよ!」
「ぐふふ〜♪今回は収穫があった・・・って所ね〜♪」
そう言いながらハロルドはスペクタクルズをイジっています。

「ん?」
カイルは何かに気がついた様です。

「ロ・・・ロニ!?どうしたの!?その怪我!!」
そう言いながらカイルはロニに駆け寄りました。
そしてハロルドもロニの元に来て・・・


「あんた一人で戦闘でもしたの?リアラ達は・・・あれから何も怪我してないみたいだからね〜。」
「いきなり空から炎が降ってきたんだよ・・・。だから仕方ねえだろ・・・。」
ロニが苦しそうにそう言った途端ハロルドは何か勘付いたようで・・・
「ふ〜ん・・・なんだか分かった気がしなくも無いわね♪だからあんたまだ回復して貰ってないのね〜」

そしてハロルドは・・・


「キュア!!」

と言ってロニの回復をしました。
「ハロルド、ありがとな!!ところでナナリー、飯はどうなったんだ?」
などと言ってロニはすっかり元気な様子。

そして、カイルやナナリーは・・・
「なんだか、ロニらしいね!!」
「あぁ、そうだね!!じゃあ、又料理を作り始めるから・・・ちょっと待ってなロニ!!」
と言って笑っています。

「フン・・・、こいつはこうで無くちゃな・・・。」
と言ってジューダスは馬鹿にしているように笑いました。

しかし、その隣ではまだ黒いオーラが漂っていました・・・。
そして、そのリアラの黒いオーラはカイルの前以外しばらく取れなかったそうで、
リアラの回復は自分又はカイル優先になっていたそうです・・・。
カイルやロニはずっと気付かなかったそうですが・・・。





ーあとがきー
初めに誤っておきます!!
本当に御免なさい!!
初め考えていた物語とは随分違いますし、どう考えても打ち切りされてます;;
それに加え1度書いた物語を誤って消してしまって、初めに比べてかなり手抜きで意味が分からない物に(殴)
本当に私の文才の無さに撃沈です;;
小説を書いたのは初めてに等しいので・・・精進します!!
初めは、カイル・ロニ・リアラ・ナナリー寄りのオールキャラギャグのつもりだったのですが・・・
全く違うものになってしまってスミマセンでした!!